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ヒューマンエラー対策 ~決めたことは必ず実行する~

関西ものづくり支援パートナーズ

みなさん、こんにちは。ものづくり支援パートナーズの内藤です。

企業においてヒューマンエラーの撲滅は共通した課題です。ヒューマンエラーの発生要因を見てみると、大きく分けて、個人に起因するものと環境に起因するものの2つがあります。今回は個人に起因するヒューマンエラーの撲滅のポイントを考えていきましょう。

個人に起因するヒューマンエラーを撲滅するためには「決めたことを必ず守らせる」ための仕組みをつくることが重要です。単にルールをつくるだけでなく、組織全体にルールが浸透し、従業員が自発的にそれを守るようになる仕組みと文化づくりが重要です。

そのためには、以下の項目を段階的に実践していく必要があります。

1. 目的やその理由を明確にする

なぜその決定が必要なのか、何のためのものなのかを明確にし、全員に伝えます。「納得感」のないルールは実践に移されません。

2. 現場の関係者の意見を重視してルールを決める

トップダウンで押し付けられたルールは受け身となってしまいます。現場の声を反映した実現可能なルール作りが必要です。自分たちで決めたルールは主体的に守ろうと実践するものなのです。

3. ルールや決めたことを見える化する

ルールや決まりごとはマニュアルや手順書などに文書化し具体的な行動レベルに落とし込みましょう。

4. 責任と権限を明確にする

誰が何をすべきか、誰がチェックするのか、誰が最終責任者かを決め、責任と権限を明確にしましょう。また、ルールを守らなかった場合の「影響範囲」や「責任」も共有するようにしましょう。

5. 定期的なチェックとフォロー

ルールや決めたことが実行されているか定期的にチェックすることが必要です。リーダーの仕事はチェックすることといっても過言ではありません。チェックの結果、実行できていない場合には、実行を促すなどフォローすることが重要です。

6. 守らなかった場合の対応をルール化

「守らないとどうなるか」を決めることも必要です。必要な場合には軽微な注意から懲戒処分まで明確にしておくことも重要です。

7. 模範となる行動の「見える化」と表彰

ルールを守って成果が出た場合には「見える化」を行い、表彰することも重要です。

8. リーダーが率先垂範する

リーダーがルールを軽視すれば、部下も従いません。「言ってること」と「やってること」が一致しているか常に自分自身でチェックし、率先垂範しましょう。

 以上

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