こんにちは、ものづくり支援パートナーズの大音です。
円安や物価高、賃上げは中小企業製造業に重大な影響を与えています。円安は輸入コストを増加させ、原材料費の上昇を招きます。物価高はエネルギーコストや物流費の増加により全般的なコストを押し上げ、中小企業は価格転嫁が難しくなります。さらに、賃上げは従業員のモチベーション向上に寄与しますが、企業のコスト負担を増やします。
これらの課題に対する対策として、以下の方法が考えられます。
まず、生産プロセスの見直しや自動化、省エネ設備の導入などにより効率化を図ります。ものづくり支援パートナーズでは、生産性自動診断ツールHEPTAを無料で提供していますので、まずは自社の現状を正確に把握してはいかがでしょうか?
次に、取引先と価格交渉を行います。値上げに慎重な企業も多いと思いますが、経済産業省は本気で下請企業が受注金額を値上げできるように大企業に働きかけしているようです。ある企業には経産省が直接値上げの実態をヒアリングしに訪問しています。業態によって値上げ実施のやりやすさは異なりますが、値上げのチャンスであることは間違いありません。このチャンスを逃さないよう、是非、検討してみてください。
また、新しい市場の開拓や技術革新により製品の差別化を進め、価格競争から脱却します。
最後に、政府の補助金や助成金を活用して経営基盤を強化します。これらの対策を通じて、中小企業は持続可能な経営を目指すことができます。