みなさん、こんにちは。ものづくり支援パートナーズの内藤です。
暑い日々が続いていますが、みなさん体調には十分に気をつけて日々の活動を行ってください。
多くの製造業にとってはもうすぐお盆休みを迎えますね。休み明けの出荷に向けての造り込みや、大掃除、大規模な5S活動など1年を通じても大きな節目の時期になります。みなさんの会社におかれましても設備稼働中にはできないイベントを実施してはいかがでしょうか?
私の支援するA社では、毎年お盆休みの前日にQCサークル活動の全社大会を実施しています。
HEPTAでも「現場活性化」の小項目のひとつとして“小集団活動”を推奨していますが、QCサークル活動をはじめとした小集団活動は企業力を高める有効な活動であると確信しています。
QCサークル活動は、主に製造業を中心に行われている「現場改善」のための自主的な小集団活動です。現場の社員が主体となって生産性の向上や不良の低減、安全性の向上などを目指して、PDCAサイクルを回しつつ改善活動を行います。あくまでも自主性、主体性が前提であるところがキーポイントです。
ただし、一方で、マンネリ化に陥る例も見られ、「やらされ感」で活動をしてしまうと形だけの活動に陥ってしまいます。
A社でも活動当初はリーダーを中心に活発に行っていましたが、2~3年すると「やらされ感」が満ちてきて停滞することもありました。そこで、毎年、全社大会を開いて優秀なサークルを表彰し、賞金を渡すようにしました。すると活動が活性化し、主体的な活動として継続するようになりました。認められることがやる気につながるのです。改善が改善を生み、成果が次の成果を生むのです。それに社員が気づいたとき、「自分事」として取り組むようになるのです。
みなさんの会社でも、ぜひともこの時期にいつもと違ったイベントを開催しましょう。
以上