renraku@hepta.info

不正の代償

関西ものづくり支援パートナーズ

関西ものづくり支援パートナーズの内藤です。


2023年12月20日、ダイハツ工業は国内外の全ての車種の出荷を停止すると発表しました。
これを受けて、私のクライアントでもある某自動車部品メーカーでは経営計画の見直しを強いられています。
まだまだ全体の解明は進んでいませんが、中小企業としては元請会社であるダイハツ工業の指示に従うしかありません。
この会社では、全体の約30%の受注をダイハツ車の部品に依存しており、今年度の経営計画が大幅に狂いそうです。
早速、情報収集の強化、生産計画の見直し、資材購入の中止の準備、雇用調整助成金の申請準備、金融機関への資金準備など、最悪の事態に向けて緊急対応の指示をしました。
この影響がどの程度の期間に及ぶかわかりませんが、最悪の事態に備えるしかありません。来年3月の決算をにらんでも、10%程度の減収は覚悟しています。
賞与支給したばかりで資金繰りは決して楽ではありません。

現場での情報ではそれほど大きな影響はないとの観測もありますが、最悪の事態に備えるのが企業経営です。

それにしても小さな不正が大きくなり、業界全体を巻き込む事態に発展したことは決して軽く見るわけにはいけません。

企業の経営者や幹部は妥協することなく、顧客や業界全体のことを考える必要に迫られています。

そのためにも、定期的にHEPTAを実施していただきたいものです。

心より企業の健全な活動を切望します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です